木造住宅の設計において、長らく「意匠」と「構造」は別々の専門領域として扱われてきました。 意匠設計者がプランを描き、その後に構造設計者が検討するという分業制が一般的でした。 しかしこの流れに、いま大きな変化が訪れています。
なぜ「同時設計」が求められるのか
従来の設計プロセスでは、意匠計画が固まった後に構造検討が始まるため、 「この壁は抜けない」「開口部がここには設けられない」といった制約が後から発覚するケースが多くありました。 そのたびに設計を修正し、施主への説明が必要になり、工期と費用の両面に影響が出ます。
同時設計とは、意匠と構造を最初から一体として捉え、 それぞれの専門家が同じテーブルで設計を進めるアプローチです。 力の流れとデザインの意図が最初から整合することで、手戻りがなく、 より高い次元での設計品質を実現します。
ポイント:同時設計では、意匠・構造・省エネの3つの視点を最初から統合して設計を進めます。 これにより、設計期間の短縮と品質向上を同時に実現することが可能です。
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